花子くんの寧々への想いは果たして本物なのか、それとも・・・
5話のネタバレ感想を書いていきます。
5話あらすじ
告白の木。
それはその木の下で告白した者同士を結び付けてしまう怪異だった。
木魅(こだま)を無力化した花子くん。
花子くんのかつてのキスを勘違いしていたことを寧々は恥じ涙するが、それに対し謝罪を口にする花子くん。
このことをきっかけに、寧々はもっと花子くんについて知りたいと思うようになる。
図書室で寧々が花子くんについて調べていると、見知らぬ女子生徒から「16時の書庫」について聞かされる。
さらに調べを進めると、葵曰く書庫の「白い本」は生者の、「黒い本」は死者の過去未来全てが記されているという。そして、「赤い本」は開いてはいけないのだという。
花子くんをめぐって、うごめく勢力の動きも活発化し・・・。
あっさり倒されてしまった木魅
©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会
ずいぶんあっさりやられてしまったので、アレ?と思ったのですが、ここは怪異そのものよりも、寧々の行動動機を作ることが目的の話みたいですね。
花子くんのことを意識し始める一方、彼のことをほとんど知らない寧々は、まるで導かれるように「16時の書庫」の噂話にたどり着きます。
放送部の「語り部」さん(仮称、僕が勝手にそう呼んでいる)のヒントもありました。
16時の書庫を最初に口にしたのも彼女ですからね。
一緒にいた男子生徒が何者なのかも気になります。
寧々がうまく花子くんに操られているようにも思える
最後の思わせぶりな花子くんの口元の笑みとか、怪しいですよねぇ。
現状、どうとでも捉えられます。
©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会
花子くんが果たして目的をもって寧々を操っているのか、それともやむにやまれぬ事情があるのか。
目的があるとしたら、怪異の無力化ということになるでしょう。
怪異のトップに立つ?寧々に、花子くんの強力な噂話を作らせるように行動を仕向けている?
寧々を皆が操っている
©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会
語り部さんが花子くんについての情報を寧々が得るように16時の書庫へ誘導したのは、どうもここらへんに絡んでくるような気がします。
それは、寧々が花子くんの正体を知れば、自らの行動を見直すきっかけになるだろうと思うからです。
花子くんのことが好きな寧々、一方で人をあやめた過去のある花子くん。
果たして恋心をとるのか、無情な現実に絶望するのか。
花子くんは寧々を守りたいのか?
花子くん視点でも、判断が分かれるところですよね。
寧々のことを守ろうとしてほっぺにキスのおまじないをしたんですから。
まあそれは、花子くんの意思がどこへ向いていようと、ここで寧々に死なれたら困るっていう意図がはっきりしていますが。
花子くんの義務は怪異の”監督”
こんな話が過去に話の中で登場しましたね。
花子くんが怪異を監督監視していると。
その本来の目的が、どうなっているのかも気になります。現状ここについて動きはないですけどね。
いくつもの勢力がうごめく学園
源家は怪異の成敗だけが狙い?
光も現状、花子くんや周囲に取り込まれている一人といえます。
兄の輝の、怪しげな笑顔が妙に頭に残っています。
あとから振り返ればあれ伏線だったんだなーと思わせるような笑顔です。違うかもしれないけど。
まあ、成敗したいだけっていう単純な話なら、面白くないですけどね。
放送部の語り部の目的がいまいちわからない
怪異について認識はあるような彼らですが、どんな目的を持っているのか、まだわかりません。
花子くんの目的も
わかりません、でもこの状況が一番楽しいんですよね、いろんな妄想が膨らむので。
寧々だけがどんどん物語の深みに巻き込まれて行っているように感じられます。
彼女の行動が話の軸となってくるのもそう遠くないでしょう。
怪異そのものから別のところへ焦点が移ってきている
告白の木の怪異を倒したらカップルも解消されるのかな?
でないと、蒼井君たちが不憫すぎる・・・。
あっさり木魅
もう怪異そのものが目的でなく、話の軸が「花子くんの目的とはなんぞや」に移ってきているように感じられます。
良い兆候。正直、今回は伏線だらけで、見ていてすごい楽しかったです。
怪異モノとしてさらに面白くなってきている
花子くんに焦点があたるのは、話の流れとしてすごく自然だと感じました。
寧々の足元に花子くんがあって、それについて寧々がほとんど知らないというのは灯台下暗しというか。
これに源家や放送部がどう絡んでくるのか、すごく今後が楽しみになってきました。
第5話「告白の木」
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