【地縛少年花子くん】6話感想。花子くんの過去が切ない・・・

花子くんの、聞いていて心が痛くなる過去話と、生前の純粋な想いが明らかに・・・

5話のネタバレ感想はこちらから。

あらすじ

「16時の書庫」について調べることになった寧々と光。

謎の蝶に導かれるまま、二人は「16時の書庫」に突入する。

 

そこで出会った書庫の守り人、土籠

寧々達が先生だと思っていた彼は、人間ではなかった。

 

花子くんも現れ、七不思議の目的が学園の秩序を守ることだと明らかに。

だが、七不思議の中に裏切り者がいるらしい・・・。

 

土籠と花子くんは取引をする。それは3人が秘密を話す代わりに、土籠の依り代を壊すというもの。

いずれは花子くんは七不思議すべての依り代を破壊して、七不思議をチャラにしたいという。

 

土籠の指名で依り代を破壊する任務を負った寧々。

寧々は、依り代を破壊する際に、依り代に宿った記憶によって花子くんの過去を知ることになる。

花子くんの過去が明らかに・・・

土籠の先生としての責務

怪異同士の関係性が少し明らかになりましたね。

 

花子くんは七不思議の監督でありリーダー。

でも土籠と花子くんは特別な関係にあり、実際に生前は教師と生徒の関係だったと・・・。

 

津田健次郎さんの渋い声質から語られる過去は、その哀愁の色合いをより色濃くします。

 

ずばり、今回土籠はリーダー・花子くんに対して、教師としての立場から行動したといえます。

依り代の破壊に寧々を指名

花子くんが過去を知られることに消極的なのは、これまでも描かれてきましたね。

 

寧々・光と花子くんの関係性を見て、「彼らになら託せる」と寧々を依り代の破壊に指名したのでしょう。すべては花子くんを心配しての事。

 

この時点で過去を寧々に知らせることは決定事項だったのでしょう。そして、花子くんもそれを止めはしなかったと。

寧々の背中を押したのも花子くんでした。

 

「ドーナツが好き」なんて言っちゃうおちゃめな花子くんが、自分からは話せない昔話。

 

それを目の当たりにした寧々は、「どんな顔したらいいのかわからない」と戸惑いを隠せずにいます。

花子くんが未来を変えたというのも皮肉な話

いじめられっ子だった花子くん、生前は柚木普。

土籠が目にした、未来を変えた唯一の人物、普。

それも、「どこいもいかない」という言葉を、怪異になることで実現した、皮肉な話です・・・。

 

とても切なくなりました。その語り部の津田さんがまたいい味出してます・・・。

 

月へ行った人類。自分だってなんだってできると信じて普は生きていたのでしょう。

彼は「誰も許さなかったって、俺は許すから」と、先生の心配を振り切ります。

そして、自らをまた肯定し、奮い立たせているのです。

男の意地、ですかね。

「担任として心配している”フリ”をしていた」

結局、普は自ら命を絶ったってことなんでしょうか?

あやめた人物が、「自分」だったとしたらこれほど皮肉な話はありません。

土籠も、後悔しているようです。

 

「あんなガキのうちに死ぬはずじゃなかったんだがなあ」

 

普には、理科教師になるという夢があったのです。

それを途絶えさせた出来事の真相は、一体何だったのでしょうか。

今も心の痛みを抱えて・・・

いやあ、こういう話弱いです。

変に共感してしまうというか。僕もどういう顔していいのかわかりません。

綾波レイじゃないですけど。

 

最後、寧々に抱きつかれて、彼女のを頭を撫でる花子くんの顔が複雑でした。

 

彼は、土籠に感謝しているのか、恨んでいるのか、どちらでもないのか。


©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

妖しく光る刃を手にしていましたけどね。もし邪な目的があるのだとしたら、トドメを刺そうと思っていたのでしょう。

 

この時点で、花子くんと寧々達の関係性もまた、親密だということがわかります。

 

寧々や光から花子くんへの矢印はこれまで向いていましたが、花子くんから彼らへの矢印もまた、向いているようです。

怪異モノの本領発揮!

毎週これ言ってる気もしますが、やっぱりこういう切ない話が怪異モノの魅力ですよね。

 

人知を超えた、でも人にはかなわない怪異。

七不思議の中に人間と手を組んでいる裏切り者がいることも示されました。

花子くんの目的は、彼らをあぶりだすことなんでしょうが、その先にもなにかありそうな気もします。

少なくとも、怪異を無力化したい意思を持っていることは明らかです。

 

書庫へ導いた放送部の彼女とか、気になることは色々ありますが、今回は純粋に花子くんの哀愁漂う過去を味わうことにします。

 

登場人物の掘り下げが進んできました。次回も楽しみです!

第6話「16時の書庫」

5話のネタバレ感想はこちらから。

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