先輩がうざい後輩の話 第10話マジメに感想・考察

アニメ感想

ご無沙汰しております。久しぶりの更新です。

 

突然だけど、「先輩がうざい後輩の話」が面白い

面白いというよりも、1週間に1回の癒しといったほうが正しいかもしれません。

 

「先輩がうざい後輩の話」は、2021秋アニメ。小さな後輩・五十嵐双葉と、大きな先輩・武田晴海の、笑えて癒される社会人ラブコメアニメです。

 

詳しい事はもっと詳しい人に譲ります。さてようやく本題。第10話の感想になります。

 

ちなみに原作未読です。

 

ふたつのラブコメ

10話はふたつのラブコメの進展を確認することに主軸が置かれていました。

たとえば・・・

風間と桃子の場合

  • ダイエットしていることをバレたくなくて、筋肉痛を隠す桃子と、足を引きずっている桃子をひたすら心配する風間のすれ違い感からくる笑い

双葉と武田の場合

  • 「(武田と二人で)肉まんを食べに行きたい」という双葉の顔に出た表情を、武田が()内を除いたとはいえ汲み取ってくれたこと、その後に双葉が図星の照れ隠しを武田を小突いて表現したりなど・・・

 

・・・まあ、意思表示なら1話の双葉の「奥さんとして」発言が最高潮なわけですが。

 

展開と展開の狭間の回

大きく展開があるというよりは、これまでの描写による積み重ねを改めて視聴者に示して、良くも悪くも「天丼」的どこかで見た気がする描写を安心感でもって表現していたと思います。

 

そういう意味では、1話で双葉の武田への感情の矢印を示して以降、安定感や癒しを表現して提供してきたこのアニメにとって、10話はまさしく集大成に近いものだったのではないでしょうか。

 

優人くんが夏美を通して皆をバスケの練習に呼んだのも演出意図的には近いものだと思います。

 

ここからどうなるか

このアニメ、特にキャラクター性や癒しといった要素に「推し」感情をあまりもっていない視聴者にとっては、退屈さの強い話だったことは否めません。

 

ここからは終幕に向かって、ここまで登った坂を勢いよくゴールに向かって駆け下りていくのではないかと予想しています。ジェットコースターなら、いまが一番山の上ってことですね。

 

ミュージカル演出はもうオープニングでやってしまったので・・・

これまで多くの日常系アニメでは、アニメオリジナル要素であったり、「ミュージカル演習」を使って演出をすることが多かったですが、さすがに視聴者も食傷気味でしょうし、このアニメに至ってはすでにオープニングで似たような描写をしてしまっているため、「ない」と思います。

 

社会人という舞台設定からも、「ミュージカル演出」は適切ではない気がします。

 

卒業や転職といったイベントが迫っているならまだしも、双葉と武田の関係は、よほどのことがなければこれからも続いていくからです。そうである以上、「ミュージカル演出」で幕を下ろすことは、違和感や置いてけぼり感の元となる可能性が高いです。

 

武田から双葉への好意の矢印がどの方向を向いているのか、それが一番のカギですね。種明かしをクライマックスに持ってくるか、それともそれすらもボカしてしまうのか。それもアリな気もしますが。

 

毎週の癒し

どんな終幕になるにしろ、このアニメを「推している」ので楽しみしかありません。

 

あと数話、どんな癒しや笑いが待っているか。期待して待っています。

 

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