【地縛少年花子くん】1話ネタバレ感想。神作画・怪異モノとしても面白い。

アニメ感想

2020年冬アニメ「地縛少年花子くん」が放映を開始しました。

この作品の1話「トイレの花子さん」ネタバレ感想を書いていきたいと思います。

1話ネタバレあらすじ(まだ見ていない人は注意!)

学園に伝わる、7つの不思議な噂話。その一つ、「トイレの花子さん」。代償と引き換えに願いをかなえてくれるというそれを聞いた八尋寧々は、「恋の願い」を抱える女子学生。おそるおそる旧校舎の女子トイレで花子さんを呼び出すが・・・。


©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

 

現れたのは、なんと男子の幽霊だった。彼は、ノウハウ本を片手に寧々にあれこれと願いをかなえるためのアプローチを指導するが、ことごとく失敗。

 

そんな中、ふと、彼が落とした人魚の鱗。この鱗は、口にした二人が結ばれる代わりに、呪いをかけられてしまうというもの。説明が終わるや否や寧々はこれを口にしてしまい、呪いの渦に巻き込まれてしまう。

 

人魚の眷属となった寧々を待ち受けていたのは、恐ろしい姿をした人魚だった。寧々も呪いで金魚になってしまい、身動きが取れない。

 

トイレの地縛霊「花子くん」は、怪異ながらその能力と刃を活かして人魚を追い払う。

一方で、人魚の鱗のもう一かけらを自ら口にし、見事寧々を人間の姿に戻すとともに、彼女と結ばれてしまうのだった。

新たな怪異モノ、解禁。早速の神作画。

怪異モノといえば西尾維新さんの「化物語」シリーズが有名。というか、西尾さんが切り開いたところも多分にあると思います。

この「地縛少年花子くん」は、そのパイオニアに匹敵する作品となる可能性を持っていると思います。

線の太さのメリハリと、昔の映画のような色合いの作画


©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

この作品、一部の線が太くメリハリが効いていて、他のアニメとは明らかに一線を画しています。まずひとつ、この作品の特徴ですね。

 

その上、色あせた昔の映画のような、オレンジ味の掛かった色づかいは、ノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれて非常に落ち着きます。

たまに、昭和チックな飲み屋ありますよね。あんな感じです。

 

ハッキリ言って、この作画神がかっていると思います・・・!

 

だって、ふつうは細い線とシンプルな色使いを動かすのがアニメじゃないですか。

それがこの作品では、メリハリのある線と凝った色づかいが、終始ぬるぬる動いているのです

 

これを神作画と呼ばずして、なんと呼ぶのでしょうか。

 

期待してぜひ一度ご覧になってください!

緒方恵美さんの演技に注目!

怪異だと言わざるを得ない演技


©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

トイレの地縛霊であり怪異でもある「花子くん」

彼の声優は、ベテラン大御所声優・緒方恵美さん

「新世紀エヴァンゲリオン」碇シンジ役で一世を風靡した方ですね。

 

衰え知らずのこの方は、「花子くん」としても大活躍です。

なんというか、聞いていると思わずゾクゾクしてくるようなウィスパーボイスなのです。

気の抜けたコーラ、甘い梅干し・・・。

 

なんかたとえがうまくいきません。でもそんな中にも、やはり演技に芯があって、聞いていて「ああ怪異なんだな・・・」と感じざるを得ないのです。

これはすごいです!

可愛くなりすぎないように演技している(と思われる)鬼頭さん


©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

対するヒロインの「八尋寧々」役を演じる鬼頭明里さん。

ここでは数ある彼女の声のうち、一番可愛らしい「わたてんの乃愛ちゃん」系の声を使っています。

ですが、ヒロインは恋に恋する、どっちかというとモテない(?)存在。女の子らしさをちゃんと持った中でも、可愛くなりすぎないようにも配慮して演技しています。こちらにも注目です。

今後の展開に期待


©あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会

正直、寧々の方は1話で退場するのかなと、見ながら思っていましたが、1話でいなくなるには惜しいくらい鬼頭さんの演技が良いので、メタ的ですが助かってよかったです。

ダークファンタジーで、きらら系等とは一線を画したアニメですが、作画は可愛らしいので萌え系が好きな方でも抵抗なく入っていけそうですね。

絵柄と話の内容のギャップもまた、「味」ですしね。

まとめ

作画と世界観、声優さんの演技。いろいろな意味でこの作品は刺激的です。話的には1話は原作では地味なようで、これからどんどん展開していくとのことです。

これは今後が楽しみですね・・・!

勝手に今期の現時点での「覇権アニメ」認定しておきます。

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