やちよへの疑いが深まり・・・。
あらすじ
口寄せ神社でいろはは「うい」と対面するものの、それが本物でないことを見抜いてしまう。
そしてそれはやちよにとっての「みふゆ」も同じで・・・。
ソウルジェムが濁り、何者かに憑りつかれるいろは。
その魔女のような存在は、口寄せ神社の魔女を食い殺し、やちよと鶴乃に襲い掛かる。
すんでのところを見滝原の魔法少女・巴マミが防ぐが、マミはやちよに疑いを持っているようで・・・。
いろははやちよの家に運ばれ、気づいたときにはソウルジェムの濁りも取れていた。
一方で、かえでも同じように何者かに憑りつかれてしまい・・・。
(視聴者視点で)深まるやちよへの疑い
やちよはみふゆの復活を企図している?
結構今回は面白かったです。ついに、話が加速し始めました。
実に考察しがいがあるなあと思います。サスペンスの色合いも秘めていて、この作品の魅力がようやく見えてきた気がします。
結論から書くと、すべての犯人は「やちよ」ですが、それだけでは不十分というか矛盾しているというものです。「うい」にいろはがたどり着くときにそれが明らかになるんじゃないかなと。
状況を箇条書きにしてみました。
- みふゆが生きていた時から、神浜を訪れれば魔法少女は救われるという噂はあった
- みふゆはやちよが生存を望む人物
- いろはもやちよと同じようにういの生存を望む
- 人一人復活させるには、途方もないエネルギーが必要
- その途方もないエネルギーであるグリーフシードを独占しようとする動きがある
- おそらく、その動きに「やちよ」と「うい」が絡んでいる
- あの仮面の魔女の正体が謎
ひとつひとつ整理していきます。
昔から魔法少女にまつわる神浜の噂はあった
これは意外でした。
少なくともやちよがすべての犯人なら、この点では矛盾しています。
その時点では、やちよがグリーフシードを集める必要性はないですから。
さらに、僕の考察はこの決定的な矛盾を抱えています。
それが今後の展開によって、どう氷解していくのかが楽しみなのです。
いろはとやちよは同志
同じこころざしと書いて、同志。
目的は一緒なんですね。だからやちよはいろはに肩入れしている。
もしやちよが「みふゆ」の復活を企図しているならば、「うい」の復活を望むいろはは邪魔なはずです。ですが彼女を排除しないのは、やちよの「果たしてこれでいいんだろうか」という迷いや後ろめたさと、いろはへの共感なのかもしれません。
人一人復活させるには途方もないエネルギー=グリーフシードが必要
ここは前にキュゥべえがいろはに語っていましたね。
人一人復活させるには途方もないエネルギーが必要だと。
一方で、グリーフシードを独占しようとしている存在。
それはやちよではないか。巴マミも同じ疑いを持っているようです。
なぜやちよを疑うかというと、これはすごく「勘」に頼っている部分なのですが、マミがやちよを問い詰めたときのやちよの表情が「真顔」だったからです。
否定も、肯定もしない表情。
これはクロだと思いました。もう直感です。
そして状況証拠がそろっている。物的証拠はないけど。
でもこの考察には、冒頭で書いた通り矛盾があります。
それが今後どう解消されていくのか。それが楽しみです。
仮面の魔女の正体は?
グリーフシードの回収機構なのかなあ、と思いつつまだわからないとしか言えません。
鎖の魔女がグリーフシードを落とさなかったのと、何か関係はないかなと考えていますが、どうも合点のいく考察には至りませんでした。
EDのエレベーターの演出がなんとなく怖くなってきた
あのエレベーター、階数表示が上昇するばっかりですよね。
ひょっとして、やちよが集めたグリーフシードの数なんじゃないかと・・・。
そう考えると、ぞっとするとともに絶望するのです。そんなに何千も必要なのかと。
その陰には、犠牲になった魔女=魔法少女の存在もあるわけで。
余談ですが、僕、昔エレベーターの夢をよく見ていたんです。
やちよとは逆に地下100~200階まで下りて行って、扉が開くとゾンビが襲ってきます。
ゾンビをなんとか扉の向こうに押し留めて再びエレベーターが上昇する、という夢なんですが。
なんとなく、ゾンビはストレスやプレッシャーが噴き出そうとしていることのあらわれだったのかなと。
余談失礼しました。
やちよ犯人説は決定的な矛盾を抱えたまま
でもモヤモヤというよりは、今後がすごい楽しみです。
あけたら何が入ってるんだろう、そんな箱を開こうとしているみたいで。
怖くもあり、楽しみでもある。
そんな現状です。
第5話「あなたが割って入る隙間なんてないんですよ?」
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